2016年4月1日金曜日

エディスリマンの退任とデザイナーの気苦労


こんにちは! 今日はエイプリルフールということで、SNSなどでたくさんの嘘がはびこっておりますが、少々面倒くさいと感じているのは私だけでしょうか!ヽ(^o^)丿



それは、ともかく、今日は私的に大きなニュースがありました。

一つは大好きなアイドルの熱愛報道、
もう一つは、エディ スリマンがサンローランのディレクターを退任したこと。

http://www.elle.co.jp/fashion/news/saintlaurent16_0401

本当なのかな。。。?(^▽^;) なかなか紛らわしい時期にこういう発表しますね。




エディスリマンの作るパンクルック好きです。
パンクルックで有名なヴィヴィアンウエストウッドの作品とは一味違う反骨精神を表していて、より、尖っている印象でした。

メイクや演出にもこだわりが感じられるし、ただ、洋服を発表しているのではなく、一つのストリート上での様子を傍観しているようなショーを作っていたと思います。特に彼がショーに起用する音楽が好きでしたヽ(^o^)丿


でも、彼の少し苦手なところが、不健康なまでに細いモデルばかりを起用すること。。。
頬がこけているのは当たり前、太ももでは、皮膚と骨の境目が見えそうなほど痩せていて、特にメンズモデルはほぼ骨と皮。。。少々、病んでいそうで、彼のパンクな世界観に合っていたのでしょうが、サンローランという大きな看板が少年少女たちに与える影響も考えてるのかな?と思ってしまいます(゜゜) まあ価値観の差かもしれませんが。



太もも細すぎ(~_~;) もはや細もも




話が変わりますが、この退任のニュースを聞いて、思い出したのが、
vol.1893のWWD https://www.wwdjapan.com/publication/wwd_japan/151130.html

デザイナーが辞任する理由は様々。
 会社と目指してるものが違ったり、アイディアが出なくなってスランプ状態に陥ったり。
でも、一番の原因は、やっぱり、ファッション業界の尋常じゃないスピードの速さだと。

このWWDによると、Diorのアーティスティックディレクターは、想像しがたいほどの大きなプレッシャーのかかるオートクチュールとプレタポルテのショーを年に6回も、しなければならなく、それは、10年前のものと比べると、1.5~2倍の仕事量なんだとか。ラフシモンズさんも、会社とは良好な関係だったらしいんだけど、そのプレッシャーに耐えられなかったんだろうね。。。


そして、SNSの発達に伴って、トレンドは短サイクル化し、次々に新しいプロモーションが求められ、市場に刺激を与えるべく、SNSを通じた話題つくりのためのイベントが激増したと。

そうだよねえええ。60年代のファッションが好きなんだけど、やっぱりあの頃は当時の写真とかを見る限り、最低3,4年くらいは同じようなトレンドだったものね。。。もっと大まかに言えば10年単位でのサイクル。だから、70年代ファッションとか、くくれるんだもんね。今は一年単位でバンバン変わるし。

短サイクル化が悪いわけじゃなくて、メリットもあると思います!例えば、短サイクル化に伴い、ファッションの多様性が認められてくるとか。あまりにも流行が10年と長引いたら、それ以外着るのは逆に勇気がいるという現象が起きそうなので。多分~゜・_・゜~ 
今までダサいと思っていたものが、キャットウォーク上で、素晴らしく綺麗なスタイリングで、ディテールがイカしたものに生まれ変わってたら、当然魅力の再発見につながるしね!


でも、作る側も大変だけど、仲介役である、伝える側はより大変だと思います。。。
グローバル化も伴って、一日に何か国も取材に行くなんて日常茶飯事だとよく聞くし、エディターは一週間に60ものショーを見ることもあるだとか(!)




ライターは、「われわれはタクシーの中やショーとショーの合間に、マックを膝に置いて見たばかりのショーを消化する間もなくレビューを書いているんだ。こんなこといつまでも続けられるわけない。考える時間が必要なんだ」と言うよ。リテーラーは、「われわれはいつも大量に買い付けしてきた。以前は売り場に出て、服を見て回る時間もあったんだ。だが、今では売上高とショーを見る暇しかない」と嘆く。
(抜粋元 https://www.wwdjapan.com/focus/column/designer/2016-01-02/11271/6?r=next1




でも、これでファッション業界の雇用が拡大したりしないですかね?!私いるよ!one of themになりたいよ!!!←



そして、このさなか、カール兄さんが頼もしいお言葉を。


「私に関しては全く問題ない。」

闘牛士じゃないなら、アリーナには足を踏み入れないことだ。誰だってコレクションを披露することはできる。コレクションの回数が多過ぎるかもしれないが、それは私には関係ないことだ。業界を完璧に“自分仕様”に改良する方法なんて分からない。優れた人材と上手に組織作りをすることが必要だ。とはいえ、それは至難の業だがね
(抜粋元 https://www.wwdjapan.com/focus/column/designer/2016-01-02/11271/2?r=next1



さすがっす( ;∀;) ( ;∀;)

シャネルもフェンディも、自分のブランドのデザインもしてるとか、本当に変態的に天才。。。
ただし、脱税は感心できん←



彼のほかにも、この時代の早い流れを肯定的な目で見てる人結構いますね。
詳しくはvol.1893のWWDの25,27,29ページを見てください(゜゜)



私も、できればこの流れを肯定的な目で見る立場になりたいです。

まだそういう業界に入っていないから消費者目線でしか判断はできないけど、
グローバル化が進む以上、コレクションの数が増え、新しい才能が日の目を浴びる機会が増え、その結果このようにスピードが速くなることは仕方がないことだし、その分、より多くの人がファッションにかかわっていける状態が出来てきているのではないかなと思います。


これからのファッション業界が楽しみです!(^^)!

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